前編では,セリフの少ない役で出演しているってだけで「カンフー?パンダ」をジャッキー?チェン映画だと力説したり,ジャッキー?チェン出演映画のゲーム版などを紹介した。だが,ジャッキー映画&ジャッキーゲームはこれだけじゃない! ってことで,後編ではジャッキー?チェンとジェット?リーが共演を果たした「ドラゴン?キングダム」や,ジャッキー?チェンそのものを題材にしちゃったゲームを,前回に引き続きフリーライターの灸怜太氏との対談形式で紹介していこう。
映画のゲーム化だけでなく,本人までもがゲームになるジャッキー
灸怜太(以下,灸):
前回までの話で,映画界はもちろんゲーム界もジャッキーを中心に回っていることがお分かりいただけたと思いますが……。
ジャンクハンター吉田(以下,J):
そんな話だったっけ? ジャッキー映画のゲームにはダメな感じなのが多いってことだったような気がするけど。
灸:
ダメっていうとアレですけど……。でもジャッキー自身も大のゲーム好きですから,しょーもないタイトルが出回っていることには本人だって心を痛めていたはずです。そこでジャッキーは,映画版権モノでなく,自らをゲーム化するという暴挙に出るわけです!
J:
暴挙って! それ,ハドソンがファミコンとPCエンジンでリリースした「ジャッキー?チェン」のことでしょ?
灸:
ジャッキーとガールフレンドが遊んでいると空が暗くなって魔王が降臨! そのまま彼女が拉致られるという「魔界村」さながらのオープニングが,好事家にはたまらない逸品ですね。この作品によって,ジャッキーの「ご当人ゲーム」時代の幕が開いたんです。
J:
俳優自身がゲーム化されたモノですぐに思い出せるのって,あとは「ブルース?リー」ぐらいしか思い浮かばないからなぁ。そういう意味では「ご当人ゲーム」というジャンルそのものがレアかもしれない。
灸:
しかもですね,このゲームのリリース後から長いことジャッキー映画がヒットしなかった暗黒時代が続いたんですが,その後,「レッド?ブロンクス」がハリウッドでまさかの大成功を収めました。その結果,ジャッキー株が一気に跳ね上がったんですよ。そしたら,ますます映画の版権料が高くなっていき,ジャッキー関連のゲームはほとんどが「ご当人モノ」になっていったんです。アーケードでリリースされた「カンフーマスター ジャッキーチェン」とか。
J:
あぁ,ジャッキー版の「大江戸ファイト」ね?
灸:
そんな香ばしいゲームと一緒にしないでくださいよ! せめてジャッキー版「ツインゴッデス」と表現してください!
J:
そのゲームのほうが誰も知らないよ!
ジャッキーご当人ゲームは,ほかにどんなのがあるの?
灸:
えーと,北米と欧米でしか発売されませんでしたが,ジャッキーがモーションキャプチャーで全面協力した「Jackie Chan: Stuntmaster」もかなりヤバい出来ですね。あと,ジャッキーが主役のアニメシリーズをゲーム化した「Jackie Chan Adventures」も押さえておいてください!
「ドラゴン?キングダム」では,ついにジャッキー×ジェットが実現
なんかその言い方から察するに,ゲーム自体はアレな感じっぽいね。“ご当人ゲーム”というと聞こえはいいけど,本当はジャッキーが「オレが主役じゃないと気が済まない!」ってワガママを言ってるだけだったりして。
灸:
確かにジャッキーのオレオレ主義は有名ですね。だからこそ,この夏に公開される映画「ドラゴン?キングダム」でジェット?リーと共演するって聞いたときは,本気でビビりましたよ!
J:
よくある顔合わせ的な共演かと思ったら,けっこう本格的なバトルシーンがあるんだってね。
灸:
かなりバチバチにやりあってますね。ジャッキーは酔拳使うし,ジェットはワイヤー系の動きを見せるし,もう大サービスですよ。しかも武術指導がユエン?ウーピンですから。いろんな意味でカンフー映画の集大成といえますね!
J:
ジェット?リーもゲーム好きなんだよね。プレイステーション2で,これまた海外のみでしか発売されなかった「Rise To Honor」では,モーションから関わっ
引用元:ル·シエル·ブルー(Le Ciel Bleu) 情報局
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